レンタルサーバーを利用してvpnを始める

セキュリティ性の高いvpnは、専門のvpnプロバイダと契約すれば始められます。しかし、環境によっては通信速度が遅く、ストレスがたまる場面もでてくるでしょう。快適な通信をしたいのであれば、自作vpnの構築に挑戦するという手もあります。

自作vpnは、レンタルサーバーを利用すれば低コストで構築できるので、それほど難しくはありません。そこで自作vpnを始める際に役立つレンタルサーバーの選び方や使い方などを解説していきます。

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自宅サーバーよりもレンタルサーバーを選んだほうが良い理由

自作vpnを始めるならば、自作サーバーを構築することもできます。自分の手元にサーバーがあるので、好きなように手を加えることができ、データの転送で制限がかけられることもないことが魅力です。しかし、パーツを組みたててvpnが使える環境を整えるというのは、ネットワーク及びサーバー管理のことを熟知している人間でなければ困難です。

勉強をしながら自宅サーバーを構築することもできるでしょうが、トラブルが発生したときに適切な対処ができるかということは疑問です。自宅サーバーを構築するときには、コストも問題になります。性能を求めて一からつくろうとすれば、数十万円以上の費用がかかることもあります。

さらに、サーバーの運用に必要な周辺機器を購入したり、電気代や固定IPアドレスの料金も継続して支払わなければいけません。問題は他にもあり、常に動いているサーバーは熱くなるので排熱ができる設置場所を用意する必要がありますし、騒音も生み出すので防音対策も完璧にしていなければ周辺住民から苦情が来ます。

以上のことから、自宅サーバーというのは誰でも構築できるものではないことがわかるでしょう。その点、レンタルサーバーであれば、業者の用意したサーバーを用意するので、技術・コスト・環境などの問題に悩まされることはありません。

特殊な事情を抱えているわけではなく、ただセキュリティの高い通信をしたいという程度であれば、手軽にレンタルサーバーとの契約で済ませる方が無難です。

レンタルサーバーとVPSの違い

レンタルサーバーは契約をすることで、サーバーを利用できるサービスです。それと似たようなサービスにVPSがあります。レンタルサーバーとVPSとの違いは、物理サーバーか仮想サーバーかということです。レンタルサーバーは、専用あるいは共用のどちらにしても、物理サーバーが使われます。

それに対してVPSは物理サーバーの中で仮想化技術を用いた仮想サーバーがつくられています。レンタルサーバーについてみていくと、共用であれば低コストで利用できる代わりに他のユーザーに影響を受ける可能性があり、環境構築の自由度は低いです。

専用だとコストが高くなる代わりに、サーバーを独占できるので自由度が高くなります。VPSは、コストが安く自由度が高いですが技術力が必要です。環境構築の自由度やコストなど、総合的な視点からレンタルサーバーあるいはvpsを選んでいきます。

例えば自分の思うように環境構築をしたというのであれば、専用のレンタルサーバーが最もふさわしいサービスです。

レンタルサーバーを利用した自作vpnの始め方

レンタルサーバーを利用して自作vpnを創るためには、準備としてvpnルーターを用意します。セキュリティを高めるためにも、ファイアウォール機能などを備えているルーターにしてきましょう。そして契約したレンタルサーバーでvpnサーバーを構築するためにVPNソフトを、通信に使うパソコンにはvpnクライアントを入れます。

vpnソフトウェア及びクライアントは無償で公開されているもので、優れた性能を持つものが多いです。パソコンのOS上でVPNが使えるように設定したあとは、通信ができているのかテストをして問題がなければ自作vpnの運用を開始します。

無料期間でレンタルサーバーの使い勝手を確認する

vpnサーバーを構築するためにレンタルサーバーを契約しても、想像したほど通信速度が上がらないことも想定されます。それでは低速のvpnプロバイダと契約しているのと違いはありません。自前のvpnサーバーを構築するのであれば、快適にvpnが使える環境にすることが重要です。

各レンタルサーバーの評判を確認することで、通信速度がどのくらい速いのかを知ることもできるでしょう。しかし、実際に使ってみなければ確認できないこともあります。そこで利用すると良いのがレンタルサーバーの無料期間です。

多くのレンタルサーバーでは、1週間とか10日の無料期間を設けています。そこで試しにvpnサーバーを構築すれば、使い勝手を確認できます。十分な通信速度を維持できるのであれば、そのまま正式な契約をして問題はありません。

しかし、少しでも不満を感じるようであれば、他のレンタルサーバーを探し始めると良いでしょう。無料期間を利用するときの注意点としては、解約の手続きをしないと自動的に正式な契約になることが多いです。

忙しいからと手続きを後回しにしてしまうと、料金を請求されてしまいます。また、無料期間があるからと申し込もうと思っても、クレジットカード払いを選択した人だけに限定していることもあります。口座振替など別の支払手段を希望する人は、サービスによっては無料期間を利用できません。

使い勝手の確認については、無料期間中は機能の一部に制限がかけられていることもあるので、正式な契約と異なる部分もあることは理解しておきましょう。

⇒無料のレンタルサーバーでもjavascriptを使えるのか

定期的にメンテナンスをしよう

レンタルサーバーでvpnサーバーを構築ができたとして、それがずっと使えるとは限りません。技術は向上していくもので、時代遅れのセキュリティでは、外部からの攻撃から情報を守ることができません。そうなると、OSやミドルウェアなどの更新を常にやっていく必要があります。

ただ、更新作業をすることで、vpnサーバーが正常に動かなくなるということもよくある話です。トラブルに対応できるだけの技術力も必要です。したがって、長くvpnサーバーの運用をしていくためには、最新の知識や技術を学び努力も欠かせないでしょう。

vpnサーバーの構築やメンテナンスは専門知識のある人に外注するという方法もありますが、それではコストがかかるので自分で行う方が良いでしょう。

手軽に始めてみよう

レンタルサーバーを利用してvpnサーバーを構築することには、多くの魅力があります。それと同時に、導入や維持管理をするためには専門的な知識も求められることもまた事実です。すでに能力がある人であれば、自作vpnを始めることは難しい話ではなく、安全な通信を手軽に始められます。

必要な知識・技術を持たないという人でも、それで諦めてしまうのではなく、勉強をすればできるようになるので挑戦をしてみると良いでしょう。